ニキビをしっかりと直したいなら、洗顔、保湿、食事の3つの柱を考えることが大切。まずは適切な洗顔方法を知って患部を清潔に。そして保湿をしっかりと行うことでニキビができにくい状態を作り出しましょう。もちろん体の内側から対策を取ることも大切。栄養バランスの取れた食事は、ニキビの再発を防ぎます。

2019年12月12日
 

洗顔を制する者は美肌を制す!

 

ニキビをしっかりと治したいなら、まずは正しい洗顔方法を知ることが大切。まず顔を洗う前に、しっかりと手を洗いましょう。汚れた手で顔を洗ってしまうと、ニキビの原因菌を増やすことになってしまいます。また、いきなり洗顔料を顔に付けるのではなく、まずはぬるま湯で顔を濡らし、軽く汚れを取っておきましょう。

 

洗顔料は泡立ててから顔に乗せるのがベスト。綺麗にしようと強く擦ってしまう人も多いですが、これは肌を傷める原因になるのでNG。たっぷりの泡を作って、泡を肌の上で転がすようにして洗うのが正しいやり方です。また、長時間泡を乗せ続けるのも止めましょう。皮脂を必要以上に落としてしまい、ニキビが悪化してしまいます。

 

泡を流すときも注意が必要。すすぎ残しがないようにしっかりと洗い流します。特に顎はすすぎ残しが起こりやすい場所なので念入りに。きれいにすすぎ終わったら、清潔なタオルで水気を優しく拭き取ります。間違ってもゴシゴシ擦らないようにしましょう。

 

 

保湿はなにより大切!

 

保湿は美肌に通じます。ニキビ肌であっても同じこと。ニキビができるとべた付きが気になって保湿ケアを控える人も多いですが、保湿を怠り肌が乾燥すると、余計に皮脂が分泌されてニキビが悪化してしまいます。ニキビを綺麗に治したいなら、保湿をしっかり行うことが重要なのです。

 

保湿の基本は、化粧水、乳液、クリームです。化粧水で不足している水分を補い、乳液でその水分を保持、そしてクリームが水分の蒸発を抑えます。単に化粧水だけ付けてもすぐ乾燥してしまうので、乳液やクリームもしっかり使うようにしましょう。

 

ニキビ肌に化粧品を付けるのが不安なときは、ニキビケア専用の保湿化粧品を選ぶようにするといいでしょう。特に「ノンコメドジェニックテスト」の表記がある化粧品は、ニキビの元になりにくいことが開発段階で確認されています。アクネ菌の栄養源になる油分成分や保湿成分が選択されているので、化粧品を選ぶときの参考にするといいでしょう。

 

 

ビタミンを意識して取ろう

 

いくら洗顔をしっかり行い保湿を徹底しても、肌そのものがニキビのできやすい状態になっていては焼け石に水です。肌のターンオーバーを正常に整える栄養素を意識的に取って、体の内側からニキビに働きかけていきましょう。サプリメントで補うのも手ですが、やはり栄養バランスの取れた食事を取るのが効果的です。

 

ニキビができたときに積極的に採りたい栄養素の一つが、ビタミンB2やビタミンB6です。これらの栄養素は肌の新陳代謝を促したり、皮脂量をコントロールする働きを持っています。血行を促進し肌荒れを改善してくれるビタミンEもおすすめです。

 

美肌栄養素として知られているビタミンCもおすすめ。柑橘類などに多く含まれていますが、ストレスによる肌バリア機能の低下を防いでくれる効果があります。ただし、糖分の多い食べ物は皮脂の分泌を増やすことがあるので、食べ過ぎには注意が必要です。これに加え、タンパク質や食物繊維などもバランスよく食べていきましょう。

 

 

多角的にニキビに働きかけよう

 

ニキビケアの基本は洗顔と保湿です。洗顔は洗い過ぎ、擦り過ぎに注意して肌に負担を与えないこと、保湿は油分に気を付けながらしっかり行うことを心がけましょう。また、本気でニキビを治したい、ニキビができにくい肌にしたいなら、肌ケアだけでは不十分です。ビタミン類が多く含まれるバランスのいい食事を心がけ、体の内側から働きかけていきましょう。