炭水化物ダイエットは人気の高いダイエット方法です。大幅な減量も期待できますが、やり方を誤ると効果が出ないばかりかリバウンドし、反対に太ってしまう恐れもあります。成功のために大切なポイントは、無理な糖質制限をしないこと、そして炭水化物を減らしたことによる空腹感をほかのローカロリーな食べ物・飲み物で紛らわせることです。上手に炭水化物を減らせば、ダイエット中でも外食を楽しむことも可能です。

 

2019年12月12日
 

炭水化物ダイエットはダイエッターに人気の方法

ダイエットに興味を持っている人なら「炭水化物ダイエット」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?炭水化物ダイエットとは、炭水化物の摂取量を制限してシェイプアップに繋げるダイエット法です。炭水化物は、ご飯やパン、麺類などの主食や糖質の高いメニューなどに多く含まれる栄養素のことです。

 

炭水化物には体のエネルギー源となる働きがあり、ほかの栄養素に比べてカロリーが高いため、多く摂取し過ぎると消費しきれず脂肪として蓄積されてしまいます。そこで、炭水化物の摂取量を減らしてカロリーを大幅ダウンしようというのがこのダイエットの狙いです。ダイエット内容がわかりやすいことや、すぐに実践できる手軽さから、ダイエッターの間で大きな人気を集めています。

 

実際、炭水化物ダイエットで見事減量に成功したという人も少なくありません。ただし、どんなダイエット法にも気を付けるべきことはあります。方法を誤ると、体重が減らないだけでなく、かえって太ってしまう恐れもあります。成功のためには正しい知識と上手なダイエットのポイントを押さえることが大切です。

 

 

炭水化物ダイエットは失敗するとリバウンドの可能性も

 

炭水化物ダイエットで失敗する大きな原因は、糖質制限のし過ぎです。炭水化物ダイエットでポピュラーな手法として、食事の主食を減らすというものがあります。主食は食事のカロリーにおいて大きなウエイトを占める部分なので、減らすことにより摂取カロリーを大幅カットできます。減らせば減らすほど体重がダウンしていくことがダイエットに拍車をかけ、炭水化物をどんどん抜いていってしまうこともあるでしょう。

 

しかし、炭水化物は体に必要な栄養素であるということを忘れてはいけません。過剰に摂取すれば肥満に繋がりますが、不足も体に悪影響を及ぼします。例えば、大きなエネルギー源である炭水化物が不足すれば、体内のエネルギーが枯渇し、疲れやすくなったり頭がボーッとして考えがまとまりづらくなったりします。

 

また、足りないエネルギーを補おうと体が筋肉を分解しエネルギー源として使うため、消費カロリーが減り代謝が悪くなります。さらに、炭水化物を無理に制限し続けると、反動で炭水化物を過剰に摂取してしまう可能性もあります。その場合、筋肉が減り代謝が落ち飢餓状態になった体はエネルギーを溜めこもうとするため、以前よりも太りやすくなり、結果的に大きなリバウンドを招いてしまう恐れもあります。

 

 

炭水化物ダイエットを成功させるためのポイント

 

炭水化物ダイエットを成功させるためにはいくつかのポイントがあります。まず1つは、極端な制限をしないことです。食事から完全に主食をカットするような生活を長く続けることは難しいでしょう。減量後、再び炭水化物の摂取を始めたときに反動で太ってしまう可能性があります。すぐにリバウンドしてしまってはダイエット成功とは言えません。

 

リバウンドを招かないためには、無理のない制限に留めておくことです。例えば最もカロリー消費をしにくい夜の食事において、炭水化物を減らすのがおすすめです。長く続けられるよう、厳しくし過ぎないことが炭水化物ダイエットのカギです。

 

もう1つのポイントは、炭水化物以外の食べ物・飲み物で満腹感を補うことです。ローカロリーなもので上手にお腹を満たせば、炭水化物を減らしたことにより感じる空腹を紛らわせることができます。例えば野菜、豆腐、きのこ類などが特におすすめです。また、飲み物ならば、炭酸水が満腹感を得やすいでしょう。

 

 

正しい炭水化物ダイエットでヘルシーに減量しよう

 

炭水化物ダイエットは進め方が肝心です。糖質を厳しく制限し過ぎると体がついていけず、ダイエットとは反対の結果になってしまうこともあり得ます。ただし、正しい方法で行うことにより、大きな効果が期待できることも事実です。自分のペースで上手に炭水化物を減らせば、外食だって怖くありません。ぜひこの記事を参考にしながら、楽しくヘルシーに炭水化物ダイエットをしてみませんか?