傷跡も残らず、短時間でコンプレックスを解消できるのがプチ整形です。ヒアルロン酸やボトックス製剤を注入したり、メスを使わずに二重整形にしたりなど、色々な施術方法があります。しかし、失敗が怖くて手を出せない人もいるでしょう。ヒアルロン酸注射の場合、体内にもともと存在する成分であるため安全性が高いとされています。
プチ整形とはメスを使わない整形手術全般のことですが、一般的にはヒアルロン酸注射やボトックス注射のような注入系の施術や、二重のラインを作りまぶたの裏から糸で留める二重瞼の埋没法のことを指します。特に、ヒアルロン酸注射とボトックス注射は様々な施術に応用でき、凡庸性が高いため人気があります。
プチ整形の特徴は、施術が10分から20分、長くても30分以内に完了する手軽な施術であることです。また、効果の持続期間が限定的なものが多く、定期的に施術を受け続けなければいけないという特徴もあります。
ヒアルロン酸注射もボトックス注射も、時間とともに体内に吸収されてしまうため、効果の持続期間は3か月から1年ほどとなります。繰り返し受け続けることで効果の持続期間も長くなり、はじめのうちは3か月に1回のペースで受け、次に半年に1回のペースで受け、最終的には1年に1回のペースで再注入するだけで効果が持続できるようになるでしょう。
ヒアルロン酸注射で行えるプチ整形は、しわ取り、鼻整形、豊胸などがあります。しわの目立つ部分に注入すると、肌がふっくらしてしわを消すことができるほか、鼻の付け根に注入して鼻筋を通したり、バストに注入してボリュームアップさせることが可能です。
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分であるため、アレルギー症状を起こす心配も少なく安全性の高い美容整形です。
ヒアルロン酸注射の失敗のリスクとしては、一度に大量に注入することで不自然な仕上がりになってしまうことがあげられます。深いしわを改善しようと一箇所にたくさん注入すると、顔がパンパンになり、腫れたように見えることがあります。時間の経過とともに体内に吸収されるため、一生その状態が続くわけではありませんが、欲張って注入しすぎない方が自然な仕上がりになるでしょう。また、適切な場所に適切な量を注入するためには、経験豊富な医師に施術してもらうことが大切になります。
ボトックス注射で行えるプチ整形は、表情筋によってできるしわの改善、ふくらはぎの部分痩せ、小顔整形などがあります。ボトックス製剤には筋肉の動きを弱めたり、収縮させる作用があるため、筋肉の動きを止めて表情の動きによってできるしわを消すことができます。ふくらはぎの筋肉や筋肉性のエラに注射すると、筋肉が萎縮して部分痩せや小顔矯正ができるのです。
ボトックス製剤の原料はボツリヌス菌であるため猛毒のイメージがありますが、抽出したエキスをさらに希釈して使用されるため、毒性はありません。厚生労働省にも認可されている、安全性の高い製剤です。
ボトックス注射の失敗のリスクとしては、注入してしばらくは表情がひきつったようになることがあります。これは、本来は動きを止める必要がない筋肉にまでボトックスが作用してしまった結果であり、時間とともに解消されます。ナチュラルに仕上げたいなら、ボトックス専門医に注射してもらうのが一番です。
プチ整形は、傷跡が残る心配もなく短時間で行えるうえに、安全性も高い施術ということですね。欲張って注入しすぎると顔がパンパンに張ってしまったり、表情がひきつってしまう失敗例があるものの、技術力の高い医師を選べば失敗のリスクは少なくなるでしょう。また、万が一失敗したとしても、時間が経てば元通りに戻るので、それほど深刻に考える必要もありません。